アイ・コンタクト

仕事をしていると、やっぱりご飯が足らないときもある。
時々魚が食いたくなったりする日も、ある。
今はデパートで働いている俺糸って、デパ地下食品街と言うのはなかなかに便利な食料調達手段だったりする。何せ店の中だから休憩時間あんまり食わないし。
そんな折、今日も値切り品*1を探している俺。そのレコードを付けている人と眼が合う。
(以下、声に出していない会話)
 
俺「……今、消えてほしい商品は何だい?」
店員「……こいつだな(寿司の詰め合わせに目をやる)」
俺「……了解だ。そいつにしよう」
店員「ありがとうよ。普通より安くしておくぜ」
 
交渉終了。*2
20%引きシールが付くはずのものに半額がつき、俺は揚々とレジに向かう。
そんなことが二度ほどありまして。やはり目力ってのは偉大だなぁと感じるのです。
 
……よし、今度はあの春巻を買ってみるか(すでに目的が違っている気がするのは気のせいだ。)

*1:売れ残ったから安くしますよ、な品のこと。

*2:この間、俺たちは一言も言葉を発していない。