これの貸し出しに引っ掛けてました

CIAの女性諜報員パメラ・ランディらは、内部で起きた公金横領事件を調べていた。
しかし、そのさなか、何者かに襲撃され、関係資料を奪われてしまう。
インド、ゴア。2年前の壮絶な逃走劇から生き延びたジェイソン・ボーンは、
その時に出会った恋人マリーと人目を避けて暮らし、新しい人生を歩んでいた。
だが、彼は未だ夢にまで出るほど過去の記憶に苛まれている。
そんなボーンをつけ狙う一人の影…。
同じ頃、CIA本部ではベルリンの事件で採取した指紋を照合し犯人を特定、
そこにはボーンの名が浮上するのだが…。

そういうわけで続編です。アイデンティティーを見た後でこれを見ると面白さは倍増します。さすがツインパックで販売されているだけはある(え)
記憶を取り戻し始めている彼ですが、それでも体に染み付いているのはスパイとしての実力。行動に無駄がなく鮮やかで、なおかつ現実味のあるアクションは見事です。
特にクライマックスのカーチェイス……。本来こうあってしかるべきだろう、って描写をしっかりしているのは好感触。
あのラストシーンですが、俺は好意的に解釈しています。
本当の名前と、自分がしてきたことへの償い。二つをこなして自分が失ったものを取り戻し、自分の中で受け入れる。そういう儀式のようなものだと思っております。