リアル・ノリス?

バイトが終わり、疲れたなあと実感しながら家に帰ってきてみると、どうも家の前に何かある。
クリップに挟まれた、絨毯の一部のようなもの。一応、一階部分には寒さ対策でフローリングの上に絨毯状の断熱シートが敷いてあるのだが、その一部が何故ここに……。
このあたりで嫌な予感はしたのですが、きっとなんかこぼしたんだろうと自己暗示。
そう思い、ドアを開けると、そこには居ました。
犬が二匹。
……何で二匹と思って話を聞くと、どうやら飼い主が病気なりになった際の助け合い保険にこのたび親父が加入したらしく、そのために回ってきたとの事。
……今うちに居る犬は二代目なのですが、まさか、とは思う。
子犬ですでに小型権より一回りでかいって事は、間違いなくこいつも大型品種。
……親父よ、なあ親父よ。
こいつが三代目、って事だけは勘弁しておくれ。
正直、これ以上増えると俺も散歩などが心配で外泊とかできないんだ、素で。